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2009年7月

2009.07.29

猩猩緋

利休にたずねよ

読みました。

やっぱり本を読んでいる時間が何より幸せ。

始めはあまり興味を持たなかったこの本ですが、秀吉が出てくるところや、何より死を賜るシーンから始まるその書き出しに魅了されて・・・。

利休の求めた茶の湯。贅沢なもの、無駄なものすべてをそぎ落として究極に質素にしたもの。

茶の湯とはただ茶をたててのむばかり・・・。茶室のにじり口はみなかがめないと通れないほど低く、ここでは身分の貴賎をみな捨てて交わるという。

私は茶道のことはまったく知らないけれど、それでもこの本で沢山お勉強になった。もてなすということ。茶を飲むということ。人と真の部分で交わるということ。生きるということ。

何かができるようになったら知らず知らず自分をおごってしまう。下のものと線を引いてしまう。身分がついて回る。

だから利休は茶の湯としては異例の刀をも外に置いてこさせる茶室を作ったのだとか・・・。そしてそれはどんどんと突き進み最終的には2畳の茶室に。

今お茶の勉強をしているのでやっぱりちょっと茶道も習ってみたいなあ・・・。とおもうきょうこのごろ。

この本を気に入った何よりは。秀吉の作った黄金の茶室の描写でさらりと猩猩緋が出てきたこと。

日本に昔からある着物の色には本当に素敵なネーミングが沢山。どれもこれもやっぱり日本ならでは、アジアならではの表現が沢山でうっとりしますが、この猩猩緋。

中国の伝説にある猩猩(サルの姿の神様)の血で染めたという言い伝えの色なのです。

もっともっと沢山本を読んでいろんなものを吸収したいなあ・・・・。

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2009.07.08

宇野 千代

Unotiyo1母の嫁入り道具である宇野千代の緞子の訪問着が仕立てあがったので、さっそく自分で着てみました。 shine

桜、梅、蓮にあじさい、藤、曼珠沙華・・・

四季折々の花がめいっぱいに描かれています。lovely 素敵。

着物はお花の絵が入ってしまうと着る季節を限定してしまうのですが、これは四季の花が描かれているので季節を選びません。

生地は緞子。緞子(どんす)とは、布面がやわらかくて光沢がとっても美しく、重量感があるのが特徴。時代は中国宋代に始まった精妙な織物のことをいいます。経糸(たていと)に諸撚(もろより)の本練糸(ほんねりいと)、緯糸(よこいと)に練糸(ねりいと)を用い、繻子(しゅす)組織によって、模様を表した絹の紋織物です。

と聞くと難しいのですが、この宇野千代の絵柄の下に、生地自体に光沢のある綺麗な模様が織り込まれているのです。

現在では、歴史的な緞子(どんす)とは異なる、地紋に光沢のある白生地の染下生地で繻子(しゅす)組織のものを緞子(どんす)と呼ぶことがあり、振袖や訪問着に用いられています。

今回着付けた帯は名古屋帯ですが、8月には友達の結婚式。そのときには袋帯で二重お太鼓にチャレンジですhappy02

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